Memo 2016年09月ログ

SRX第十二話感想

2016/09/21 カテゴリー:感想 タグ:アニメ,SRX

スカーレッドライダーゼクス、第十二話です。
最終回、ラストバトルです。
敵に攻め込んでいるはずなのに、演出やレイアウトがここでもグダっていて、どこで何をしているのかさっぱり。
一応、タクト君のいる神殿を目指しているはず?
でも母艦も攻撃されて防御もしてる?
君たち、どこで何をしてるの?
タクトVSライダーという構図で、皆が協力しあって戦うのはまだ理解できたけど。
でも、タクト君の至近距離に棒立ちしているのは何の意図があったんだよ。
あの状況で棒立ち会話できるのが理解できず。タクト君は一人でイっちゃってましたね。
戦闘で傷ついて、「俺達は負けない」的に復活して、またやられて……の繰り返しをしているだけに感じて、色々惜しいです。
絵も動きも演出もレイアウトも脚本も、総合的に色々と残念でした。
(唯一の見所は声優さんの演技かな)

そもそも、主人公であるアキラちゃんが何を考えているのか、ちょっと理解不能でした。
周囲の状況に対して受け身すぎて、動かなすぎ。ライダーの見せ場を邪魔しないようにしてるんだろうけど、意志のある女の子には見えない。
「皆を救いたいの」とか言うけど、それに対して「じゃあ何をするべきか?」という思考に至ってない。
甘粕君に「選択を」と促されて「できないよ」って言うし。
悪い記憶は蘇るのに、教官として皆に命令もするし、多重人格っぽくて共感できず。
神様なんですよね?
その神様が何も決められないどころか、死ぬことを選ぼうとしてる?
最後に選択したっぽいけど、あれはバッドエンドですか?
星そのものになったということ?
タクト君も死んでなかったし、琉球で人間もサブスタンスも仲良く暮らす世界を作ったということ?
月が二つ浮かんでたし、あれは二つの世界ということ?
何が何やら、さっぱりです……。

せめて恋愛成分があれば、まだ共感できたんだけどな。
好きな人のために!って恋愛に振り切った方が面白くなったんじゃないの?
恋愛脳って言われるかもしれないけど、何も選ばないよりはいいと思ってます。
恋愛ゲームなんだから、恋愛脳で何が悪い!ってさ。
まぁそれも程度の問題かもしれませんが。
作品によっては世界の命運左右されるしさ。
今回の作品も、ヒロインが世界の行く末握っちゃってるけど。

でもアレは何だろうなー。
何度も殺されるヒロインって酷くない?
そんな世界にいる意味ある?
「死にたくない」って言うのは共感できたけど、現状死んでないだけで生きてもいない状態になってませんか?
向こう側行っちゃったタクト君の方がまだ理解できたよ?
そのタクト君も、こっちに普通に戻ってくるのが信じられない……。
人類に対して宣戦布告してたし、総攻撃もさせてたのにさ。
人間たちは記憶操作でもされてるんでしょうか。
向こう側の生き物を平然と受け入れてたっぽいし。
一応「平和な世界になりました」という表現なんだけど、釈然としないです。

原作ゲーム未プレイで、一話から好き放題感想を書かせて頂きました。
ゲームファンの方には申し訳ないですが、今回はちょっと期待外れでした。
これは一アニメとしての感想なので、ゲームはまた違うのかもしれません。
でもハコちゃんアニメオリジナルだからなぁ。
原作でもいるなら、プレイしたかも。

何はともあれ、アニメが終わってちょっと寂しいです。
中盤のネタに突っ走ってた頃は好きでした。


SRX第十一話感想

2016/09/14 カテゴリー:感想 タグ:アニメ,SRX

スカーレッドライダーゼクス、第十一話です。
十話のラストで現れた敵さんのボスは、じつはタクト君でした!
彼の欲求はアキラちゃんでした!
……急展開すぎてびっくりです。
えーと、タクト君は向こうさんに洗脳的なアレをされてる系ですか?
生きてて良かったけど、敵に寝返っちゃいました!……という展開は王道ですね。
当然皆さんは「アキラは渡さない!」ということで戦う決意。東京から沖縄に戻りました。
アキラちゃんを巡ってラストバトル! その前に今回はお膳立てを整える話……というのは理解しました。
死んだと思ってたハコちゃんも出て来た!
けど、アレは幽霊的な感じなのかな。
「私の分まで生きて」と言って、消えてしまいました。
うわーん! せっかく可愛い再会シーンだったのに、けっこう胸がじーんとなったのに!
でも、アキラちゃんが追いかけてる所でふわふわ飛んでたし、明らかにこちら側の人間ではなくなってますよね。

今回解ったことといえば、アキラちゃんは使い回されて利用される存在だということ。
石寺長官の頃から脈々と続くゲームのトロフィー役だったと、そういう事らしいです。
そして二つの世界はアキラちゃんの一存で決まってしまうらしい。
すげー設定ですね。
乙女ゲームヒロインなのに本命の彼を選ぶどころか、世界の命運をガチで握っちゃってますよ。
ただ、岡崎氏はこっち(青)側を選ばせるためにハコちゃんを用意したみたいですけど、明らかに選択肢ミスってますよね。
ハコちゃん、あっち(紅)側に行っちゃってんじゃん。
ハコちゃん自身の気持ちがこっちにないと、アキラちゃん説得できねーだろ。
そこを力技で記憶消去とか言ってるあたりで、グダグダなんだよなぁ。
岡崎女史は非情で戦闘的な人物のようですが、それなら「女の子の感情」を利用するようなナイーブな作戦には合わないんじゃないの?
もっと感情を利用できるような人を抜擢して、作戦統括させておけば良かったんじゃ?
あ、でも、もしかしてそれを自分ができていると思ってるタイプとか?
元のゲームを知らずに言ってるので、的外れかもしれませんが。

ついでに、もう一つ疑問。
サブスタンスって向こう側の種族なんですよね?
なんで人間側についてるの?
向こうには音楽がないとかなんとか言ってたけど、ホントにそんな理由?
それなら彼らの存在意義って何なんだろう?
全面戦争に持ち込もうとしているけど、けっきょくライダーだってサブスタンスの力を借りないと駄目なんですよね。
それを彼らはどう理解しているんだろう?
最終回にその設定は種明かしされるんだろうか。
謎がいっぱいです。

絵に関してはもう何も言いませんが、一つだけ。
アキラちゃんとハコちゃん、胸の格差が危険領域です。二人が向かい合っている場面で、絶句してしまいました。
コピーとか言ってるけど、身体の成長がぜんぜん違うよ?
乙女ゲーヒロインは貧乳傾向があって、個人的に哀しいです。
その上、アキラちゃんそれもう絶壁……。
いや、生足ショーパンは良い!んですが。
過去の記憶がコピーされてるって言うけどさ、成長期の女の子の悩みに関してスルーされてましたよね。
これ、かなり重要な事だと思うんだけど。

ハコちゃんレベルなら小学校高学年で胸が膨らみ初めて、初めてのブラをどうするのか問題が勃発するはず……。
アキラちゃんはスポブラで十分とか思ってそうで、その辺りが気になって仕方ありません。
確か八話でハコちゃんが「自分にない記憶がある」と言ってたけど、「ハコちゃんだけにある記憶」というのがないみたいなんですよね。
ブラ等の体格の違いは、女子にとってとても大きいと思う。生理の重さも人それぞれだし。
アキラちゃんとハコちゃんの違いはキャラクターデザイン上はっきり出ているのだから、そこに理由があると思うもんだけどなぁ。
この辺、男性監督の限界なんでしょうかね。
ハコちゃん原作ゲームにいないオリキャラみたいだし。
そうなると、アニメスタッフの力量がもろに出てしまう部分だと思う。

ノリとしては好きな感じなのだけど、見ていると色々足りなくて残念です。
唯一の心の慰めは、アキラちゃんとハコちゃんの女子キャラたちでしょうか。
あ、あとエンディングの歌が好き。
ヒジリ君の切ない感じがいいです。


SRX第十話感想

2016/09/07 カテゴリー:感想 タグ:アニメ,SRX

スカーレッドライダーゼクス、第十話です。
消えてしまったタクト君、それによって皆が気持ちの整理をつけようとする話です。
アキラちゃんもハコちゃんがみつからないことに、心を痛めてました。
岡崎女史はピンピンしている様子? 先週撃たれていたように見えたけど、お腹を抑えていたから急所は外れた系?
にしては、今までと戦略変えないとかアホの子なんでしょうか。何とかの一つ覚え?
というか、他に人材いなかったんでしょうかね? それ言い出したら他にも色々問題あるけど。
ま、相手が相手みたいだし、仕方ない。
ともかく、全体的にシリアスで友情の話でした。

ライダーの皆は意気消沈。バンドの練習しても肝心の音が足りない。
サブスタンスたちも、仲間を失うという喪失感を初めて味わう様子。
その子供みたいな純真さが、返って痛々しかったですね。
アキラちゃんもタクト君やハコちゃんへの気持ちを整理できず、落ち込む。
甘粕君に対しても「もうできない」と弱気になってる。でも岡崎女史は何があってもアキラちゃんを駒として使いたい様子。
中間管理職のごとく板挟みになりつつも事務的に対応する甘粕くん、ちょっと良かったな。
今までネタキャラだと思っててごめんね。
ぴしっとした格好が似合っていて、好感度上がりました。
動画や絵の崩れが気になったけど、それはアニメ全体に言えることだから今更か。
拳を揮わせる描写のハズが、ぷるぷるどころか、ガタガタ振動してたけど……。

ヨウスケ君は調理室に閉じこもってスープを作っている。
ヒジリ君が様子を見に行くけど、実感が湧かなくて「泣けない」とのこと。
その後、雪の降る外に出てベンチに座り、その隣にアキラちゃんがやってくる。
ヨウスケ君はタクト君との過去を語り、ようやく彼がどこにもいないと実感して涙する……。
とてもいい流れだと思いましたよ。
でもさ、アキラちゃんは泣いているヨウスケ君を放っておくだけで、何もしなかったですね。
いや、抱き寄せるとか肩を抱くくらいはしてほしかったなーと。原作乙女ゲームなんだからさ。
でもそこまでしないということは、この二人は友達のままだよ、と言いたいんだろうか。
「ハコがいてくれたら」とか言っちゃう辺り、やっぱり友情メインなのかこのアニメ。

ただ、ヨウスケ君は泣いただけでは解決にならず、再びヒジリ君に喝を入れてもらってました。
わざと挑発してぶん殴らせたけど、アキラを本気で守る覚悟があるのかと問い質す。
ヒジリ君は仲間を亡くしたけど、アキラちゃんだけは守る!って最初から言ってたしね。
ヨウスケ君は意気消沈から顔つきが変わって、心に何か引っかかった様子。
そしてタクト君の荷物からデモテープを見つける。
彼が用意していたという曲をヒジリ君ボーカルに変え、新エンディングとして流す。
アキラちゃんやサブスタンスを倉庫に呼んで、演奏を披露。
良い感じに皆がまとまった所で、アキラちゃんもまた戦うことを決意。
そしたら警報が鳴り響く。
新たな敵がやってきた……と思ったら。あの人影はそういう事なんでしょうか?
赤いピアスはハコちゃん?
金髪はタクト君ということもありますよね。

次はいよいよ十一話。全部で十二話なのかな? 十三話までやるのかな?
どちらにしても佳境に入っていきますね。
ドキドキしながら待っていようと思います。
物語の展開もそうだけど、絵もちゃんと出来上がってるのかなーとか。
戦闘シーンが多いということは、それだけ大変ですからね。
このアニメ、日常芝居も色々問題だらけだったけどさ……。
普通、回想シーンに使う絵ならもっと綺麗なものを選ぶよね……。


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