「喧嘩番長乙女」アニメ感想
2017/06/30 カテゴリー:感想 タグ:アニメ,喧嘩番長乙女
「喧嘩番長乙女」アニメを全話見ました。
原作ゲームは名前だけ知っていて、内容の詳しいことは知らずにいました。
男子校に無理やり身代わりとして入学させられて、そこで出会う攻略対象の彼と喧嘩しつつもフラグを立てて恋愛なり友情なりの話を進めていく。
そこまでは知ってます。
ただ、それぞれの詳しいルート内容などは知らないままです。
主人公の詳しい設定も知りませんでした。
なのであくまでアニメ作品として見るつもりでした。
そのアニメとしても、一話からツッコミどころ満載。
まず双子の兄が無茶ぶりすぎる。
主人公は孤児として施設で育ったらしいですが、かなり複雑な事情がある様子?
それにしたって、双子兄! 女の子を男子校に放り込む、しかもかなりの荒れた不良校に入れるとか無茶すぎ。
自分は女の子として悠々自適とか、かなり鬼畜です。
無駄に女子力高そうなのは笑うけど。
一方のひかる(ひなこ)は、確かに女っぽさもないけど、男とも言い難いわけで。
いくら格闘技を習っていたって、筋肉も見当たらなさそうな体つきに、ペチペチと繰り出すパンチも強そうに見えないのが何とも……。
まぁ、乙女ゲームのヒロインが攻殻機動隊の某メスゴリラ少佐みたいでは、学園もの恋愛にはならないから苦しいところではあるのだけど。
アニメとして「喧嘩に強い」と表現するには、色々足りない印象でした。
そして話が進むごとに色々な男子と出会うわけですが。
そりゃあ行く先々で女と疑われるのも仕方ないよね。
よくあれでナンバーワンとかになれるなぁ。荒れた学校といいつつ、実は全体的に強くないのでは?
モブの皆さんもひょろひょろしていて、少年漫画に出てくるみたいな筋肉ムキムキ系とか重量級もいないみたいだし。
そもそも、攻略対象にも重量級いないですよね……。
元が乙女ゲームと解っていても、ついついそんなこと考えてしまいます。
一話から一貫して気になっていること。
登場キャラクターの皆さんが過去を振り返って、インタビューを受けるような恰好で話が進むことです。
あれは誰に対して、何の話題で話をしているのか。
最終回で明かされるのかと思って、わくわくしてました。
が、いつまでたっても謎は解けない。
それどころか謎は深まるばかり。
吉良とか未良子とか二年は卒業後っぽい恰好してるよ? あれは一体……。
そして唯一インタビューを受けない鬼ヶ島鳳凰。
一番重要な役回りっぽいのに、ひなこと喧嘩しませんでしたね?
やっぱり元のゲームをしないと解らない展開なのでしょうか。
そんなことを考えていたら、ヤンキーでアイドルな未良子の取り巻きがひかる(ひなこ)を疑い、ネットに女ではないかと書き込みする。
噂は尾ひれがついて出回り、獅子吼学園は女に支配されたなどと言われるようになる。
在校生たちはその状況に我慢ならず、ひかるを呼び出して問いただす。
まぁそういう展開になるよねーと思いつつも、元凶はすべて双子兄のせいだろうと思うと妙な気持ちになります。
つか、最初からそういう展開になることを想定して対策してなかったのかと。
そもそも男子校ならまたぐら掴まれたらあっという間にバレるんだからさ……。
喧嘩とか云々以前の問題が多々ありすぎてもうね。
とはいえ、攻略対象の皆さんが守ろうと頑張ってくれます。
こういうのは王道というものですね。
ひかるも乗り込んできた他校生へ殴り掛かります。
考えてみたら、これも相当におかしい状況だよなぁ。
結局、インタビューの謎は解明されないまま。
皆の友情も変わらず、双子の兄は余計なことしかしないというアホっぷり。
鳳凰だけが意味深な感じだけど、よくわからないまま。
これはあれですね。
もっと知りたければゲームプレイしてね☆ ってことですね。
販促アニメということなんですね……!
色々ツッコミどころが多すぎて気になるよ、確かに!
絵は概ね綺麗だったけれど、喧嘩の演出や動きはどうにかしてほしかったかな。
何はともあれ、毎週10分間楽しませていただきました。
ゲームは前に半額セールになってましたね。
ちょっと買いそびれたことを後悔してます。
またそういうセールなどで値下がりの機会があったら、考えてみたいかも。
アニメは友情レベルで終わってしまったので、恋愛モードも見てみたい。
むしろそっちを目的にしていたので、消化不良なのかもしれません。
最後に声の話。
アニメで最も印象的だったのは、山村さんのお声でしょうか。
アルペジオでユニットを組んだ時から大好きでした。CDアルバム全部持ってます。
ハルナ大好きですよ。刑部家でイチャイチャしててほしい。
まさか乙女ゲームのヒロインを演じられることになろうとは、思いもよりませんでした。
中世的な声もなかなかでした。
ゲームで声がつかないのが残念です。