ニルアド第四話感想
2018/04/30 カテゴリー:感想 タグ:アニメ,ニル・アドミラリの天秤
アニメ「ニル・アドミラリの天秤」第四話を見ました。
「小夜啼鳥の舞踏会―ナハティガル―」です。
今回、初登場となったのは鵜飼昌吾くん。首相の息子だというお坊ちゃんで、ワガママ放題。
稀モノに巻き込まれて自殺未遂したという過去を持ってます。
ツグミさんに辛く当たり散らすツンデレキャラです。
出会い頭から「不愉快極まりない」とツンツンしてます。
「女がフクロウにいるなんて」と嫌悪感むき出しですが、朱鷺宮さんも働いてるじゃないですかー。
と思ったら、ツグミさんも言い返してました。
お嬢さんとて言われっぱなしではないということでしょう。
昌吾くん、言葉に詰まって逃げちゃいましたが。
ちなみに彼はフクロウに所属しているのではなく、アパートで預かるという身分で使用人つきです。
他の面々もお坊ちゃんの扱いに困っている様子。
腫れ物扱いなのを、当人も肌で感じてるからピリピリしてるのかな。
ツグミさんはそれでも仲良くしたいと思っているようですが、なかなかうまく行かず。
取り付く島もないというか、一刀両断というか。
吐き出される言葉と態度がトゲトゲで、ハリネズミのジレンマ的なものを感じさせます。
と言っても、それは二度目三度目と見たときの感想で、初見では「何だこいつ?」って面食らったけどさ。
いつ頃デレるのかなー、例の鷺澤くんみたいに話またいで先延ばしにされるのかな、なんて思ってました。
さて、話は変わって。
「カラス」という反社会的犯罪組織にまつわる話が出てきます。
新キャラで新聞記者という葦切拓真さんが登場。ツグミさんのお友達・小瑠璃さんの上司らしい。
ついでに隼人さんの先輩という、なかなか縁の深い人です。世間は狭いようで。
議員の自死が話題になる中、銀座の高級会員制ダンスホール「ナハティガル」という場所が出てきます。
ちょうど首相の息子である昌吾くんに招待状が出てるらしいのですが、パートナーとしてツグミさんを同行させて内情を探ろうとしますが。
ツグミさんは「無理です」と言い張る。
「不愉快極まりないからです」という言い方がちょっと可笑しかった。
朱鷺宮さんが直接昌吾くんに交渉するけどやっぱり「不愉快極まりない」が出てました。
ツグミさんについて「下品で野蛮で虫唾が走る」と罵ってましたね。
当人に聞かれちゃって、さすがにマズイと思ったみたいだけど。
傷心のツグミさんは風呂の脱衣所で服を脱いでました。
そしたら扉を開けて昌吾くん登場。なんてラッキースケベ!
ツグミさんは悲鳴を上げ、昌吾くんも大慌て。
どうやら彼が間違えて入ってしまったらしい。
昌吾くん「見てない!」と叫んで走り去っていきました。
首相の息子でも遊び呆ける系ではなく、箱入り系なんでしょうか。異性に免疫ないようで。
ちょっと可愛いところあるじゃん、と見直しました。
二人の関係としてもここが転換点になったようです。
サンルームで休んでいるツグミさんのもとへ、昌吾くんが現れました。
態度が今までと違う様子。
ツグミさんの素性を聞かされたようです。
確かにツグミさん本人の口から具体的な話をしてなかったですね。
「どうしてフクロウにいるのか?」という質問も「楽しいから」とか「自由がある」とかふんわりした説明しかなかったし。
今のモチベとしてはそうなんだろうけど、そこは自分から言うべきだったのでは……と思わないでもないけど、そしたらあっさり仲直りしちゃいそうだから無理か。
ラッキースケベの問題も意味が変わってきちゃいますよね。
ともかく、ツグミさんが華族の令嬢であることを知って態度を改め、脱衣所の件も謝罪&仲直り。
ナハティガルへの同行も了承してくれたみたいです。
相変わらず「不愉快極まりない」と言ってたけど、声音が変わってました。
ツンデレ来ましたね。
さて、さっそくダンスホールに乗り込む二人。
ここでも新キャラ色々出てきました。
ナハティガルのオーナー四木沼喬、眼帯をつけたちょっとダークな雰囲気の人。
その妻。四木沼薔子さんは儚げな印象の美人。
昌吾くんに嫌味を言ってくるのは軍人の尾鷲英樹さん。
「ナハティガル」はフクロウが狙っている「カラス」が隠れ蓑にしているらしい。
稀モノをオークションにかけてばら撒いてるとのこと。
でも政財界に強い影響を持つ四木沼氏の力で、警察もフクロウも手をこまねいていたみたい。
ツグミさんはそこで笹沼さんを見かける。
……? 誰だっけ?と思ったら、一話で出てきた古書店の店主。
ツグミさんに嫌味言ってた人ですね。
なんか、目立たない人だったなぁ。
そのくせ毒吐きまくるけど……でもあの独り言、誰に向けたものなのか解りづらかった気がします。
ツグミさんに対して言ってたと思うし、ツグミさんもそれで落ち込んでたけど。
フクロウという組織全体に対しても言ってたような気もする。
どちらにしても、一話からして怪しげでしたが、どう見ても小物でした。
裏でコソコソしているのが今回明らかになったけど、事件とどう関係してくるのか。
一緒にいる髪の白い人物は百舌山氏?
ゲームのキャラクター紹介欄はサブキャラクタも出てくるので、名前を把握するのに便利です。
アニメの公式はツグミさんと攻略対象男性陣しか出てこないしねぇ。
それは他のアニメでも顕著で、基本メインキャラクターしか出てこない気がします。
もっと紹介してくれ! と常々思ってます。
こうして感想書くとき、公式に乗ってないと不便なんですよね。
社交界から戻ってきたツグミさん、朱鷺宮さんに報告。
その後、昌吾くんとサンルームでばったり。
今まで「偶然」と言い訳してたけど、今回は昌吾くんが待っていたとのこと。
ここで改めて、ツグミさんの弟・ヒタキくんが稀モノで自殺未遂した一件を知らされたようです。
純粋に疑問なんだけど、どうして尽く第三者なのかな?
いや、昌吾くんもちゃんと反省して完全にデレたんだけどさ。
ツグミさんは遠慮して言わないつもりだったのかな。
二人の共通項って、稀モノと自殺未遂の件だと思うんだけど。
同じ痛みを抱えた者同士のシンパシーみたいなものとかあるんじゃないかと。
ツグミさんは「昌吾」呼びになって、昌吾くんも「ツグミ」呼びになったから、結果オーライで良いんだけどさ。
お話としては悪くなかったけど、ちょっと疑問点も出てきました。
今となっては「不愉快極まりない」がちょっと懐かしいかも。
来週は紫鶴さん話になるっぽい。
楽しみにしてます。