ニルアド第八話感想
2018/05/28 カテゴリー:感想 タグ:アニメ,ニル・アドミラリの天秤
アニメ「ニル・アドミラリの天秤」第八話を見ました。
「恋火の彩―ヒゲキ―」です。
今回もスリリングでミステリアスなサスペンス調でした。
ほんのりと甘い恋話も紛れ込んでいるのですが、それすら悲劇への伏線という容赦のなさ。
モブキャラは呆気なく殺されてしまいますが、名前のついたキャラは死ない……と思いたいけど、今回ばかりはどうだろう?
かなり危険な状況で終わってしまいました。
先の見えない展開が続いて、目が離せなくなってます。
続きが気になる~~!
完全に手のひらの上で踊ってますね。
ネタバレは見ないようにしてるので、ドキドキしながら次週を待ってます。
アニメが終わったらゲームを……とは考えてますが。
先週からの流れで、四木沼喬と対面した滉ですが相手は何枚も上手でした。
呆気なくぶん殴られるわ、口元を切って血を出すわ、その血を見て過呼吸状態に陥るわ。
過去回想らしい映像がちらっと差し込まれてましたが、どうやら女性が血まみれになって倒れているっぽい。
……ひょっとしてお母さん? の御遺体?
殺された、もしくは自殺を目の当たりに?
結果、血を見ると倒れそうになるし、過呼吸おこすほどのトラウマになった……ということでしょうか。
それを利用して毒を吐き散らす四木沼は心身ともに真っ黒、悪の王道を進んでますな。
あの四木沼薔子さんと夫婦なんて信じられないくらい。
今後もラスボスとして物語の牽引役になるんだろうか。
印象としてはラスボスというよりは中ボスっぽくて、もう一枚幕の向こうにラスボスがいそうな予感するけど。
何はともあれ滉の出番はここまで。
引っ張るなぁ。解決はもう少し先になりそう。
その滉がカラスのスパイと知り、重い空気のフクロウの面々。
鴬地さんは割と冷静だなぁ。
ふわーっとした喋り方のわりに過激なことも言うし、なかなか面白い人です。
翡翠君は若さ故なのか感情的になってましたが。
ツグミさんは単独行動不可となります。
まぁ仕方ないよね。
前回で単独行動してたのも危険だったくらいだし。
ヒタキくんのお見舞いに隼人さんがついていったら、ヒタキくんの態度は最悪に。
隼人さんの制服の着方に文句つけてたけど、だらしないとか言われてちょっと笑ってしまった。
わざと着崩しているんだろうけど、作中の人物にもそう見えるんだなぁ、とか。
ヒタキくんはヒタキくんで、紫鶴さんの小説に感化されすぎて感受性があさっての方に向いているような気もするけど。
今回は葦切さんがメインに登場して、隼人さんとやけに絡んでました。
学生時代の恋バナでからかっている所が楽しかったなぁ。
心底うっとうしそうな隼人さんも良かった。
二人の気の置けない関係がいいですね~。
ただし、葦切さんは稀モノ関係の取材で大忙し。
隼人さんと飲んだ後そのまま仕事場で眠っていたくらい、仕事一辺倒みたいです。
そんな葦切さんを叱咤しつつも慕っているのが小瑠璃ちゃん。
健気で可愛かった!
単独行動できないツグミさんに紫鶴さんがくっついて小瑠璃ちゃんと喫茶店で会っていたけど、渡りに船とばかりに恋についての相談事を持ちかけてました。
小瑠璃ちゃんは会社の先輩に片思いしている、とぼかして喋っていたけど紫鶴さんにもツグミさんにもバレバレ。
確かに葦切さん、小瑠璃ちゃんの気持ちなんてこれぽっちも気づいてなさそうだもんね。
変死体が出たと聞けば飛びだしていっちゃうし。
ツグミさんと紫鶴さんは小瑠璃ちゃんを応援すると言って、背中を押してました。
小瑠璃ちゃんは騒動が収まった後に恋文を出そうと言いますが。
これが後の伏線となってるわけです。
実際、葦切さんはちょっと無理のある変装で大学に忍び込み、百舌山の元から和綴じ本を持ち出します。
フクロウに持ち込むけど、生憎稀モノではないとのこと。
取材のためなら危険にも飛び込む根性の持ち主ですが、さすがにツグミさんも忠告をせず居られなかったようで。
小瑠璃ちゃんの想い人に何かあったら心配ですしね。
相手は金と権力を持て余し、人の命など紙くず同然の扱いをするような連中なわけで。
とはいえ、隼人さんと一緒だとつい軽口叩いてしまうようで。
過去の恋バナに関しては、ツグミさんも興味津々でした。
嫉妬してるというよりは、普段色恋と無縁に見える人の甘酸っぱいエピソードを楽しんでいる様子。
本当にまだ誰かの個別ルートに入っている感じがしないなぁ。
原作をご存知の方は誰ルートの話なのか把握していると思いますが、アニメだけ見ているとまだ誰とも個別ルートに入ってない感じ。
隼人さんもやられっぱなしではいられないようで、葦切さんも女性相手に奥手な部分があるとか。
奥手というよりはちょっと天然っぽい気がしますが。
自分のやりたいことに精一杯で、周囲が見えてないというか。
ともかく、差出人不明の手紙を持っていたとのこと。
ツグミさんも「小瑠璃ちゃん? でも終わってから渡すって言ってたけど……」と考え込む。
この流れがとても自然で、情報量が多いのにすっきりまとまっていました。
葦切さんに危機が迫っているのもヒリヒリと感じさせるし、謎を紐解いていく流れも良かった。
加えて、今回は隼人さんの過去話にも言及。
隼人さんはツグミさんと同じように、妹を稀モノで亡くしているとのこと。
焼身自殺を図り一命を取り留めても火傷痕は残ってしまい、自害してしまったらしい。
隼人さんが恋バナで憧れの君に話しかけられなかったのも、自分だけ幸せになるわけにはいかないという自責の念が強く出ているとのこと。
ヒタキくんの見舞いで微妙な表情をしていたのは、複雑な感情を処理しきれてなかったわけですね。
生意気な態度を取られても、それに関してはちっとも気にしてない様子だったけど。
ツグミさんに対しては一度話を反らしていたけど、葦切さんと別れた後には正直に打ち明けてました。
これは個別ルートっぽい展開ですね。
葦切さんと入れ違いに小瑠璃ちゃんが現れ、ツグミさんは手紙について質問。
小瑠璃ちゃんは何も知らない様子。
このエピソードの少し前に、ツグミさんは隠さんと稀モノについて話してました。
手書きの原稿にも宿るし、手紙に宿る場合もある、と。
そこで葦切さんが危ないと察知、急いで停留所まで走っていきます。
しかし時すでに遅し。
手紙を見てしまった葦切さんはライターで火をつけ、焼身自殺を図り……。
ツグミさん・隼人さん、そして小瑠璃ちゃんは路面電車の中で葦切さんが炎に包まれている様子を見てしまう……。
ここで今回のお話は終わりです。
次回予告は紫鶴さんだけど、恋愛どころじゃなくなってるよ!
稀モノにまつわる事件がエグい。
誰が犯人かは解っているけど、まだ動機が判らないので不気味です。
葦切さんの安否が気になります……!
大丈夫だと信じてるけど……!
小瑠璃ちゃんのショックも大きいよね。悲鳴が痛々しかった……。
来週まで待つのが、ちょっと苦しいです。
先週も気になる終わり方されて、嫌な予感してたのに。
今週はさらにやられた……!という心境です。
来週、どんな話になっていくのか、不安でいっぱいです。
映像見ていてもまったく予想できないし。
嫌な予感しかしない……!
というか、あと一ヶ月近くは気が抜けないですよね。
きっと最終回までドキドキそわそわしそう。
心を落ち着けて待っていようと思います。